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海外での日本酒の考察
御無沙汰しています。
松崎裕大です。


忘れてないですよね?これです!
ゆーだい

(イケメンに描かれていて余計にわからないかも(笑)


お客様はさぞかし悲しんでいると(信じています)思いますがバンクーバーにて元気にやっております。

今回はやっとこっちに慣れてきたということでバンクーバーを始めとした

海外での日本酒の需要と今後の僕なりの考察を書かせて頂きたいと思います。

個人的な意見です。

日本酒は、いま海外で多くの注目を集めています。
老若男女問わず、人気で、まさにアジアレストランの多いバンクーバーなどではかなりの店舗でサケというものが売られています。

日本スタイルのPUBに行くと白人さんや黒人さんの学生さんでしょうか。たぶん留学生だと思います。
「Can I have sake? Atukann!」 (お酒ちょうだい!熱燗でね!)

なんて言っているのをしょっちゅう聞きます。
ここで言われている酒とは多くが月桂冠さん、や松竹梅さんなどのいわゆる大手流通のお酒です。
そして、一部のこだわりのお店にはいわゆる地酒!というものも売っているのですが…かなり!!高いです。

日本人はともかく、外国人さんできちんと地酒のことまでわかっている人は本当に一部しかいないです。
その為、地酒は売れても、ステータスにしかなっていなくて地酒を飲む人は、必ずといっていいほど

大吟醸
純米大吟醸を頼みます。


ここで外国人さんの日本酒のイメージをまとめます。

・日本酒は熱燗でのむもの。
→経緯はわかりませんが恐らく最初の戦略だったのではないでしょうか?
 そのまま温めて飲む方法が一般的なアルコールは他にあまりありませんので差別化を最初にはかったのでは?っと思います。
 浸透していることはすごいことで成功なのですが、変な先入観などを植え付けてしまったことは否めません。
 ワインを日本でほとんど消費しなかった時代に、ポリフェノールを押してブームになったことがありますが。なんか似てますね。

・酒といったら大手の酒(現地の人は大手とかはわかっていません)で1合400~600円くらいで飲む
→日本の学生向けの安い居酒屋さんとかで見るような光景です。普通に飲む人もいますし。ちょっとした罰ゲームで飲んだりしてて何も変わりません。ただ結構高いところは高いです。800円くらいのとこもあります。

・寿司と酒が一番合う。
→寿司屋ではものすごい勢いで日本酒が売れます。寿司以外の食べ合わせはほとんど知りません。
 ほとんどが先述した大手のお酒ですが、お金を持っている人は大吟醸を飲んだりします。
 バブルのころのワインにも似た感じで、味というよりはステータスとして飲んでいるかもしれません。

・すごい高い酒もある。高すぎて飲んだことがない。(これがいわゆる地酒です)
→大手の酒と何が違うのかまったくメニューからわかりません。
 外国の方向けに、英語で山田錦つかってますと説明してあります。僕でもわかりません。だからなに?って感じです。

結局日本酒っていうのは海外でよく出ていますが

なんとなく飲んでいてそれなりに飲みやすい、なんか違う酒もあるけど高いから一番安い酒でいいや。
金があるならステータスとして瓶持ってきてもらって高い大吟醸を飲もう!


っていう需要がすごく多いのが現実です。
ニューヨークやカルフォルニア、香港などに行けばそれもまた違うのかもしれませんが少なくともバンクーバークラスの都市では
この考えが非常に強い印象を受けました。

もちろん、僕も今の日本のように、安心の中堅地酒蔵からこだわりの小さな蔵の地酒まで気軽に飲めるお店があればいいと思いますが…

断言します。絶対に無理です。

まず輸送に必ずコストがかかります。
もちろん例えば1本からでも日本から送ることもできますが、お酒一本送るためにそれ以上のお金がかかることだってあります。
またそれに利益をのせて飲食店で出すのは絶対に無理です。

現実的になってくると何十ケースという単位になります。
ただ、実力はあっても知名度の低い地酒を何十ケースもコストの為に送ったところで、もちろん月桂冠さんなどの大手のお酒より高いわけですから、それなりの値段になってしまいます。

うえでも話した通り、

なぜ地酒は大手のお酒より高いのかということを全く知らない外国の人相手に

その何十ケースものお酒を売ることはかなり時間がかかります。
そうすると自然と最後の方の酒は古くなり、熟した感じがでます。決してそれも悪くないですが、最初に飲む酒ではないと僕は考えています。

また、冷蔵管理になるために電気代も馬鹿にならないですし、お店で一杯でたあとにそのあとなかなか頼まれなければ鮮度もガンガン落ちていきます。

土台もないところに地酒を送ったところで負のスパイラルに巻き込まれてしまう可能性が高すぎるんです。

売りにくい

少数で仕入れるのでコストがかかる

それでも売りにくい。鮮度が落ちて管理費でまたコストがかかる

飲んだ人は高いお金をだしたのに、上級者向けの熟した酒を飲むことになりリピートが減る…



これを現状打破できる手段ってかなり難しいです。

そう考えるとやはりニューヨークや香港等にお酒を持って行った八海山さんをはじめとする規模の大きな地酒蔵さんは本当にすごい。
ブランド力と戦略的な投資で地盤を造りました。
地盤を造り、地酒というものが浸透さえすれば他の小さな蔵元さんも海外に出やすくなります。

例えば八海山さんは清酒、本醸造クラスのお酒でもかなりのクオリティがあります。
精米歩合も吟醸酒クラスですし、はっきりと違いが分かると思います。僕も大好きな酒でよく日本にいたときは飲みますが
安心のお酒で、飲みあきしないすっきりとした日本酒らしい日本酒、王道の地酒なのではないでしょうか?(あくまで個人的感想です)

このような規模の大きく、パワーもある地酒蔵さんが海外で宣伝、地道なテイスティング会などを開いてくれると
少しづつ
「酒ってこんなに味が違うんだ」っという考えが根付いていきます。
味覚の好みは人それぞれ違いますが、かならず味の違いがあることをわかってもらえると思います。
そして規模とブランド力で在庫を過剰に残さない売り方が少なくとも小さな蔵元さんよりかはやりやすいと思います。

その一番根底の考えができたときに
日本酒の奥深さ、さらに違いの出る酵母の違いなど様々な蔵が海外に出ていき、
売ることじゃなく、力を合わせて海外での理解を深めていくことが大切なのではないでしょうか?
そうすることで結局は日本酒全体の海外での売り上げも伸びると思います。


なにより、何も知られないまま、飲めば絶対美味しいと言ってくれる酒が知られずに、ただ古くなっていく…というのがとても悲しいです。・゚・(つД`)・゚・

いま日本では特定名称酒の伸びがすごく、人気の状態です。
いまは焦ってすべての蔵元さんが海外に出す時期ではないとおもいます。(何度も言いますが僕個人の意見です)
きっと画期的なアイディアもあるのだと思いますが、現状は僕には思いつきません。

醤油の鮮度の一滴みたいなのに入れて持っていけばコストも下がるし、鮮度も落ちにくいとか考えたのですが…やはりブランド力を維持するのが難しいですし、なにより先にすべきは、日本酒のイメージ作りかなって思うんです。


いつか世界中で美味しい和酒が飲めるようにマツザキのような酒販店も力になれればと思います。
そのベストなタイミングまで、しっかり考え、準備をしなくてはですね!
僕の急な海外も、その準備の一つです。頑張ります!!

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【2016/05/03 17:19】 日本酒 | トラックバック(0) | コメント(1) |
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コメント
裕大さん、凱旋を楽しみにしております。
当社もnew york styleの住宅を造り始めました。
ぜひ、またコラボレーションさせてくださいね。

待ってます。

西田(川越の住宅会社)
【2016/05/17 14:20】 URL | 第一 TOSSI #-[ 編集]
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